【アケコン】セイミツレバーをメンテナンスした【LS-32】

どうも、こっとん(@cotton8487)です。ケン使ってます。

タイトル通り、セイミツレバーのメンテナンスをしたので、その手順を解説してみようと思います。三和レバーのメンテナンス経験がある方はほぼ同じ手順なのでそこまで戸惑うことはなく、スムーズに作業を行えるでしょう。

セイミツレバーをメンテナンスする上での注意点は、スナップリングプライヤーという工具が必須という点です。なくても無理やり行けそうな気がしますが、バネを止めているリングが一度壊れたらもう部品交換でしか復旧不可能だと思うのでケチらずに専用工具を用意しましょう。

それとグリスも必須です。こちらも忘れずに用意しましょう。

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目次

アケコンからレバーを取り外す

セイミツレバーを使用している人は、アケコンの裏蓋を既に一度開封済みだと思うのでサクッと外します。

LS-32-01-SCです。クリアボール(LB-39)に交換済み。

レバーの分解

まずは底面についているネジを外します。計8ヶ所。

レバーの底面

ネジをすべて外すと、ガイド2種、金属のパーツ、スイッチ基板が外れます。外したネジは種類がそれぞれ違うのでわかりやすいようにまとめておきます。

ネジは3種類。混ざらないようにまとめておきます。

次はCリングを外します。スナップリングプライヤーは穴用と軸用がありますが軸用を使います。これは兼用なのでお得ですね。今回、Amazonでポチったんですが、直径12mm~用だと合わなかった時に困るので念の為直径10mm~用を購入しました。

スナップリングプライヤー。直径10mm~用。3つありますが今回は右側(軸用)を使います。

Cリングを外していきます。先端の部分にスナップリングプライヤーを差し込み、ゆっくりと力を入れて外します。Cリングを壊さないように慎重に行います。決して広げすぎないように。この際、緑色のパーツを押さえながら外さないと、バネの力で他のパーツがどこかに飛んでいく可能性があるので注意。

壊さないように慎重にリングを広げて外します。

Cリングを外すと、レバーの軸部分のパーツが外れます。これで分解完了です。

レバーの分解完了。

パーツの清掃

各パーツを清掃していきます。ティッシュペーパーと除菌用アルコールでもいいんですが、ティッシュペーパーだと細かいカスが出てしまうのでキムワイプを使用しました。キムワイプは薬局やホームセンター等に売っています。

除菌用アルコールとキムワイプ。ウェットティッシュでもOK。

初めて分解する際は、グリスがどこにどのくらいの量ついていたのか確認しながら作業するといい感じです。グリスアップの参考にします。長年メンテしてないレバーだとダメかもですが……。

全パーツ清掃完了。

グリスアップ

必須項目です。今回はG-501というレバー標準のグリスを使います。代用品として模型用のグリスなら使えるので必ず用意しましょう。調べるとタミヤ製のグリスを使用している方が多いようですね。

G-501。一生分はあります。

グリスを手にとって適量塗布していきます。綿棒を使っても良さそうですがしっかり塗布できているか必ず確認を。適量の目安はこれくらい、結構適当です。塗りすぎるとレバーが重くなるので注意します。水色の軸受け、黄色のスプリング受けにもベースと接触しているところに少量塗布します。

大体このくらい塗布します。塗りすぎ注意。

組み立て

レバーを元通り組み立てていきます。スナップリングプライヤーを使いCリングを取り付けますがここも慎重に。それと組み立ての途中で、スイッチとガイドに接触する緑色のパーツの側面に薄く気持ち程度グリスを塗布しました。塗りすぎると絶対良くないので本当に少しで。

元通り組み立てていきます。Cリングさえ取り付けてしまえばあとは楽。

ついでに一つ僕がやっているカスタマイズを紹介しておきます。青色のサブガイドをちょうどレバーの下入力が空くように縦向きに取り付けています(標準だと横向き)。

というのも、サブガイドには微妙に突起が存在し、標準のまま昇竜を123212~等でガチャガチャすると微妙に引っかかるんですよね。向きを変えることで、123部分の突起がなくなり昇竜のガチャガチャがやりやすくなるのでオススメです。

サブガイドの向き。この向きだと下方向の突起がなくなる。

アケコンへ取り付け

あとはアケコンにレバーを取り付けるだけですね。ハーネスの向きに注意。事前に油性マジック等で印をつけておくのがオススメ。刃は元々印がついていました。

レバーの取り付け。

RAP系にLS-32を取り付る際に注意点があります。レバーを上下2本のネジで止めるんですが、ネジ穴は空いているんですがネジ切りはしていないという点です。つまりそのままだとただの穴しか空いていない状態です。例外はあるかもですが。そこで僕は、KURE 55-6を使用しそのままネジで強引にネジ切りして解決しました。ゆっくりやれば多分大丈夫です。参考までに。

まとめ

セイミツレバーのメンテナンスをしていて驚いたのが、パーツの削りカスがほとんど見当たらなかったことですね。三和レバーだと早くて2ヶ月くらいで削りカスで真っ黒になっていることがあったので、構造は似ているけれど違うんだなと。

削りカスが出るということは、つまりそのままパーツの劣化に繋がっていると予想できるので、もしかするとセイミツレバーの方が長持ちするのでは、と考えています。まだ換装して3ヶ月程度なのでわかりませんが、これからも大事に使っていきたいところ。

レバーのメンテナンスはコマンド精度に影響が出たり結構重要だったりするので、プレイ頻度にもよりますが、数ヶ月~半年に一度くらいはメンテナンスをすると長持ちすると思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

参考にしたサイト

LS-32メンテナンス講座(という程のものではないが) : ゲームセンターに明日はあるの?

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