どうも、こっとんです。
今回は格ゲーの基本的な上達方法について書きます。「そもそも何をすればいいのか分からん」といった人に具体的にあれこれ方法を示すわけではなく、ちょっとした上達するための考え方をまとめたものです。ですのでこの記事を読んでからすぐ実践できるはずです。
目次
格ゲーにおける「勝つ」とは
格闘ゲームにおいて当たり前のことを書きますが、相手より先に多くのダメージを奪うことが「勝ち」です。もう少し噛み砕いて言うと、できるだけリスクなく相手からダメージを奪い、かつ無駄なダメージを貰わないことが結果的に勝ちに繋がります。
格ゲーで勝つためには、「後出しジャンケン」によってリスクを最大限に減らしリターンを最大限に取ることが重要であると僕は考えています。ジャンケンと言ってますが、要は相手の行動を「見てから」それに勝つ選択肢を選ぶことです。
ウメハラ氏の有名なフレーズ(本人は言っていないらしい)である、
「小足見てから昇竜余裕でした」
というのはぶっちゃけ冗談なんですが、後出しジャンケンとしては最強です。これができれば絶対負けません。……いや、できるわけないんですけどね。
上は極端な例ですが、格ゲーにおける後出しジャンケンの強さは理解していただけたと思います。すぐにでも対戦で後出しジャンケンを実践したいところなんですが、その前にまずは対戦における知識を蓄えましょう。
勝つために知識を蓄える
知識と言っても多岐に渡りますが例を挙げると、この状況の時には相手はこれをやって来やすいとか、この距離では相手はこれを狙ってるとか、この技にはこれで確定が取れるとか、ですね。僕は距離、状況などパーツ別に覚えやすい形で記憶しています。
対戦中のちょっとした空き時間にメモを取ったり見返したりすることも知識を蓄える上で大切なことです。ロード中とかロード中とかロード中とか。
強い人のリプレイも非常に参考になります。自分が困っている行動に対する答えが分からない場合は、強い人の答えを真似しましょう。とにかく知識を蓄えることが勝ちへの第一歩です。
反射神経の良し悪しは重要ではない
そもそも、格ゲーは反射神経の良さがモノを言うものだと初心者の方は勘違いしがちですが、実は反応で動いている部分は試合中の極一部で、基本的に意識配分によって行動を変えているだけなんですね。(僕調べです。この限りではありません。)
対空が出る人でも常に上(対空)を意識しているわけではありません。この距離なら相手は飛んでくるから上を見ておくか、とか、相手は今地上に釘付けだから地上の意識配分を増やして地上に集中するor飛びが通りそうだから飛んでみるか、など状況に応じて常に意識配分を変えています。ここに知識と読みを加えて対戦しているわけです。
意識配分の調整方法
意識配分の変え方は、対人戦で実践的に学ぶ方法と、トレーニングモード(トレモ)で状況別の対処を細かくじっくり学ぶ方法があります。それぞれ見ていきましょう。
ある程度の格ゲー経験者なら実践的に学ぶのが早いと考えます。「まずは100戦しろ、100回負けろ」というアドバイスをよく聞くのはそのためです。この方たちは、ある程度の格ゲー経験があり、意識配分を調整するコツを掴んでいます。対戦中でもガンガン試行錯誤を繰り返し、意識配分を調整することが可能なんですね。
ですが、初心者の方はそんなことを要求されても無理でしょう。まずはトレモを使って状況別の対処を学んでいきます。
例えばですが、対空がなぜ出ないのか考えたことありますか?
- いきなり飛ばれてとっさのことで準備していなかった
- 焦ってコマンドが完成しなかった
- 地上を意識しすぎて上を見れていなかった
いくつか理由があると思います。が、これらは意識配分の調整で解決できます。
まずは、レコーディング機能をつかって実際にその状況を再現してみてください。もちろん、ただ対空すればいいというわけではありません。実際の対戦を想定して動いていきます。そうすると、どのあたりの間合いで対空を意識すればいいのか、地上戦と対空の意識配分のバランスはどのくらいがベストなのか、なんとなく感覚が掴めてくるはずです。この感覚を忘れないようにしましょう。
初めのうちはCPU戦でもOKですが、上達していくにつれて自分が狙った状況にならないことが多くなり、使いづらくなってくるはずです。強い人は必ずと言っていいほどトレモを使いこなしています。初心者のうちからトレモの使い方を学んでおくと、後々必ず役に立つでしょう。
対人戦は緊張感が半端じゃない
ですが、「トレモだとしっかり対空が出るんだけどなあ……」という方もいるはずです。その場合は実践的に学びましょう。意識配分ではなく他の要因で普段通りの行動ができなくなっている可能性があります。
色々と理由は考えられますが一番は対人戦特有のプレッシャー、緊張感だと思います。対人戦は格ゲーの醍醐味なんですが、そこにプレッシャーを感じてしまっている場合ですね。僕も実際そうでした。お互いのポイントを賭けて戦う「ランクマッチ」の緊張感は半端じゃなかったです。
こればっかりは経験を積んで慣れるしかありません。試合で緊張するなんて場面はスポーツをやっているとよくあることですが、格ゲーでも同じことです。水を飲んだり、緊張を和らげるようなことを行ってみてください。自分なりの落ち着き方や、ルーティンが見つかるとベストですね。
まとめ
格ゲーで勝つためには対戦における知識を蓄えること、意識配分の振り分け方、落ち着いて普段通りの行動をすることの3つが重要であることが分かったと思います。そして実際に対人戦で勝つためには、それらを駆使した後出しジャンケンを心がけ、リスクを最小限に抑え最大限のリターンを狙っていきます。反射神経が悪くても、反応が遅くても問題ありません。知識と意識配分で十分カバーできます。
まずは知識を学んでください。そして実践してください。できなかったら練習して再トライしてください。そのうち知識と共に段々とできることが増えていくはずです。これらをサイクルのように繰り返すのが上達への近道だと考えています。
この記事が少しでも上達するための参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。