どうも、こっとんです。
Zenfone2にカスタムROMを焼いて使っていますが、CleanSTOCK+ZenKernelがいい感じなので、Kernel Adiutorを使ったカーネル設定をメモしておきます。
省電力かつストレスを感じない程度の操作感を目指してセッティングします。
目次
ROM、Kernelのダウンロード
こちらからダウンロードします。
今回はROM本体、Zenkernel、VIPER4Arise(サウンド関連のアプリ、お好みでインストール)をダウンロードしました。
インストール
ROM焼きする前にまずはバックアップを取ります。僕は「Titanium Backup」(有料版)をいつも使っています。
その後、いつも通り端末へファイルを転送しTWRPからROM焼きします。このROMはstockベースなのでGAppsは必要ありません。
v3.5からアップデートしましたが、Dirty FlashでOKでした。Wipe cache/dalvikを忘れずに。
注意点として、このROMの場合、一度にROMとKernelをFlashすると起動しないようなので、Kernelを追加で焼く場合一度ROMが正常に起動するのを確認してから再度TWRPからKernelを焼くようにします。
今回は、
- CleanSTOCK-MM-v3.8-FINAL-STABLE-Z00A.zip
- KernelPatcher-ZenKernel-v3.8-Z00A.zip
- (VIPER4Arise + Profiles for CleanSTOCK.CM14.zip)
の3つのファイルを順番にFlashしましたが、念のため一回ごとに再起動しつつFlashを行いました。
Kernel Adiutorの設定
正常に起動することを確認したら、早速「Kernel Adiutor」からカーネルの設定をします。
このROMの場合、ストアからダウンロードしなくても「Kernel Adiutor」がプリインストールされていました。
上から順番に設定していきます。設定したらそれぞれの項目で「起動時に適用」をONにします。
CPU
CPUガバナを「interactive_pro」に設定。
CPU Hotplug
「Alucard Hotplug」をONに設定。
GPU
GPU最小周波数を「200Mhz」に設定。
スクリーン
バックライトの最小明るさをお好みで調整します。デフォルトだと暗めに設定されていますので僕は「13」です。
バッテリー
Battery Life eXtender(通称BLX)の設定をします。この機能は満充電の値を調整してバッテリーの劣化を遅らせる機能です。
バッテリーは100%まで充電してしまうと劣化が加速してしまうので、僕は90%まで充電したら充電完了とするようにしています。お好みで設定してください。
I/Oスケジューラ
RQ Affinityを「2」に設定します。
エントロピー
読み込みを「128」、書き込みを「256」とそれぞれデフォルトから2倍に設定しておきます。設定するともっさり感が減るようです。
以上で設定完了です。再起動して設定が自動的に適用されるか確認してください。
電池持ちについて
Greenify、Amplify、Power Napの3つのXposedモジュールを導入している環境でWi-fi接続+データSIM挿入、スリープ時で0.5~0.8%/hくらいです。設定を詰めるとこのくらいになります。画面ON時は正確な数値は不明ですが、stockよりは長持ちしそうです。
Antutu Benchmarkのスコアは?
ベンチマークソフト「Antutu Benchmark」でスコアを計測してみました。
2GB版の場合、上記設定で大体50000くらいになると思います。
2GB版なのでそこまでスコアは上がりませんね。もっとパフォーマンスを高めるようにセッティングすればスコアは上がりそう(2GB版なら現時点でのAntutuで最大55000くらいだと思います)ですが、省電力かつストレスを感じない程度の操作感を目指してセッティングしているのでスコアとの両立は難しそうです。
スコアが低くてもこのくらいの数値があれば使用感は悪くなく、特にHotplugブーストが効いているので普段使いする分にはもっさりするなどストレスは無いです。
ちなみに僕はゲームはやりませんのでゲームの動作感とかは不明です。
まとめ
電池持ちとパフォーマンスの両立は難しいですが、このROMはバランスが良いのでオススメです。カーネルの設定を詰める際に、ここで紹介した設定を参考に上手く活用していただければ、と思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。