【図解】Linux Mintのインストール方法

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他のサイトを見るとAndroidのビルドは「Ubuntu」が推奨されていますが、このサイトではその派生ディストリビューションである「Linux Mint」を使用します。

このサイトではAndroidビルド用の解説をしていますが、適宜読み替えていただければ普通にLinux Mintを使いたい方にも参考になるかと思います。
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目次

なぜLinux Mint?

軽量。

これに尽きます。メモリ使用量も少なく動作が非常に軽いです。Ubuntuから派生したものなので、基本的なものはUbuntuと変わりないです。必要最低限のアプリしか入っていませんし、開発環境なのでビルドするだけなら全く問題ないはずです。GUIはUbuntu標準と比べると若干見劣りしますが……まあメモリ使用量とのトレードオフですね。

いくつかバージョンがありますが、今回は「Linux Mint 18.1 MATE」を使用します。MATE=マテと読みます。マテ茶が由来だそうです。

ダウンロード

公式サイトにアクセスします。

Linux Mint is an elegant, easy to use, up to date and comfortable desktop operating system.

「Download」をクリックします。

linuxmintのトップページ

Download Linksの「MATE 64-bit」を選択します。

linuxmintのダウンロード

ダウンロード先を色々と選べますがWorldは遅かったので、今回はインフラ整備が発達していると言われる韓国を選択します。地理的にも近いので選んでみました。

linuxmint-mate-64bit

下にスクロールしていくと「South korea」があるのでそこの横の「KAIST」をクリック。
「linuxmint-xx.x-mate-64bit.iso」のダウンロードが始まります。

linuxmint-KAIST

ダウンロード完了です。

インストール

VMwareの設定

ダウンロードが完了したら、「VMware Workstation 12 Player」を起動してみましょう。
まだVMwareをインストールしてないよって方はこちらから。

仮想マシンを構築できるソフトです。普通に使うだけなら無料で利用できます。AndroidのビルドではLinuxが必要なんですが、新しいパソコンを用意するのはちょっと…って感じの人でも手軽にLinux環境を用意できるのが強みです。
仮想マシンではなく普通にインストールする場合はこの項目は飛ばして次へ進んでください。
Linux Mintのインストール

無料版を利用するにはメールアドレスを登録する必要があります。
入力が完了したら「続行」をクリックします。

vmwareメールアドレス登録

「完了」をクリック。

vmwareメールアドレス登録完了

Pro版にアップグレードするか尋ねられますが、無料版を利用するので「このバージョンをスキップ」をクリック。

vmware pro版の勧誘

ホーム画面です。先程ダウンロードしたLinux Mintをインストールします。
「新規仮想マシンの作成」をクリックします。

vmwareホーム画面

「後で OS をインストール」を選択後、「次へ」をクリック。

新規仮想マシン作成ウィザードへようこそ

Linux」を選択後、バージョン「Ubuntu 64 ビット」を選択。
間違えずに選んだら、「次へ」をクリック。

ゲストOSの選択

仮想マシン名とインストール先を決めます。
ここは各自好きに決めてください。僕はこんな感じにしました。

仮想マシンの名前

ディスク最大サイズを決めます。
あとから容量を増やすのは面倒なので、ここで多めに指定しておきます。
ディスク最大サイズ「200GB」、「仮想ディスクを単一ファイルとして格納」を選択。
これを選択しないとファイルが大量にできてごちゃごちゃになります。

ディスク容量に指定

「完了」をクリック。

仮想マシンを作成する準備完了

メモリ、CPUの割り当てを設定していきます。
「仮想マシン設定の編集」をクリック。

仮想マシン設定の編集

仮想マシンのメモリ割り当てを設定します。8192MB(8GB)で問題ないでしょう。
メモリが余っているなら多めに割り当てたほうがいいらしいんですが、スワップしなければ問題ないかなってことでとりあえず8GBです。

メモリ設定

システム(Windows)が8GBしかない場合、システムがスワップしない範囲でできるだけ多めに割り当ててみましょう。
環境によって変わりますが、僕が試したところ「5120MB(5GB)」くらいならシステムはスワップしないようです。ただし、仮想マシンの方(Linux Mint)はスワップしまくりですが。素直にメモリを増設しましょう。

次にCPUコアの割り当てを設定します。論理コア数の半分を目安に割り当てましょう。割り当てすぎもよくないようです。
僕はi7-3770を使っているので論理8コア、すなわち4コア割り当てます。
VT-xについてはデフォルトでOKですが、BIOSで有効にしておく必要があります。

CPU設定

使っているCPUの論理コア数が分からない場合、タスクバーを右クリックし、
「タスクマネージャー」を起動し、「パフォーマンス」タブの「CPU」の項目を確認します。
論理コア数確認

CD/DVD(SATA)の設定をします。「ISO イメージ ファイルを使用する」を選択し、
先程ダウンロードした「linuxmint-xx.x-mate-64bit.iso」を選択します。

CD/DVDの設定

ディスプレイ設定から「3D グラフィックスのアクセラレーション」のチェックを外します。環境によっては、有効になっていると逆に遅くなるみたいなので外しておきます。
ビルドにしか利用しないのであまり関係ないかもしれませんが。

ディスプレイ設定

設定が完了したので、早速「仮想マシンの再生」をクリックし、起動してみましょう。

仮想マシンの再生

最初にVMware Toolsをインストールするかどうか尋ねられますが、
あとでインストールするので「後で通知する」を選択します。

VMware Toolsの通知

Linux Mintのインストール

起動したら、「Install Linux Mint」を選択します。

linuxmintのインストール

「日本語」を選択し、「続ける」をクリックします。

ようこそ

「続ける」をクリックします。

Linux Mintのインストール準備

「インストール」をクリックします。

インストールの種類

「続ける」をクリックします。

ディスクに変更を書き込みますか?

「続ける」をクリックします。

どこに住んでいますか?

「続ける」をクリックします。

キーボードレイアウト

ユーザー名、パスワードを決めます。各自好きなようにどうぞ。「自動的にログインする」を選択すると、起動時のパスワード入力をスキップできます。

あなたの情報を入力してくだい

コンピューターの名前」「ユーザー名」はビルドしたROMの情報に記載されます。
具体的には、Androidの 設定>端末情報>カーネルバージョン の項目です。
例だと「バージョン cotton@cotton-virtual-machine ビルド日時」みたいな感じになると思います。

インストール中。

Linux Mintへようこそ

「今すぐ再起動する」をクリック。

インストールが完了しました

この画面で止まったらENTERを押します。

Please remove the installation medium, then press ENTER:

起動しました。毎回この画面を見たくないので、右下の「起動時にこのダイアログを表示」のチェックを外してWelcome Screenを消します。

Welcome Screen

インストール完了。Linux Mintのデスクトップです。

Linux Mintのデスクトップ

インストールに使用したイメージファイルは消してしまっても構いません。その際、CD/DVD設定を元に戻しておきます。

メディアの取り出し

以上でインストール完了です。

次はLinux Mintの初期設定をします。

まずはVMware Toolsのインストール、その後にLinux Mintのソフトウェアアップデートの設定をしていきます。
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